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2008年02月09日

三井化学グループ、再生樹脂偽装

大手の製紙会社による再生紙の偽装に続いて、三井化学グループによる再生樹脂の偽装が明らかになりました。事務用ファイルなどの表紙に使われる再生樹脂(プラスチック)で、再生品の配合率を偽って出荷していたとのことです。その比率は1999年以降に生産した製品の約8割にのぼり、再生品を一切使用していなかった製品も約6割もあるそうです。

問題の根底には、一度使用した樹脂を回収し、再度高品質な再生品を作ることが技術的に困難であること、再生品の原料となる樹脂を回収するシステムおよびその市場が確立していないこと、があると考えられます。これは紙についても同様です。

そもそ回収された原料(リサイクル原料)から再生品を作る行為そのものが、トータルに考えて本当に省資源・省エネルギーなのか、疑問です。今回の「紙」、「樹脂」のいずれにおいても、日本人は高品質なものを求める傾向にあり、同じ再生品の配合率を記載したら、ほとんどの場合見た目が美しい高品質なものが売れます。その場合、今回のように、配合率を偽って配合率を低くする行為が最も簡単で、コストもかかりません。今後、強制的に配合率を高く保とうとすると、漂白したり、その他いろいろな技術を駆使して、外観の良いものを造ろうという方向に進むのではないかと心配します。それは結局は、多くの資源・エネルギーを投入することを意味し、環境に優しくなく、本来のリサイクルの目指すものではないからです。

また原料となる回収品が高値で中国などへ輸出されている状況も報道されています。リサイクルに積極的な企業もその原料を調達することが困難で、無理して集めようとするととてつもなく高いものになります。国内のみの閉ざされたシステムで、リサイクルの取り組みを設計した国の責任もあるはずです。

これらの理由から、少なくとも「樹脂(プラスチック)は焼却し、サーマルリサイクルという形で発電等に利用することが合理的と思います。これにより、ゴミの焼却に使用している重油等を節約できます。

紙についてのリサイクルシステムについては私の調査不足であまり把握できていませんが、基本的に再生品が再生品でないものより高品質になるはずがありません。もし高品質になっていたら、それは通常の製品を作るよりも多量の資源・エネルギーが消費されたはずで、そもそもリサイクルする意味を失っています。したがって、再生品の用途は、新聞紙、トイレットペーパーなどの非常に限られたものになるはずです。

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posted by ウホホイ at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 偽装・不祥事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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