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2007年11月23日

博士

以前にも書きましたが、私、工学博士です。

昔は、ご存知のように「末は博士か大臣か」と言われておりましたが、今ではどうやら死語のようです。それもそのはずで、努力して博士号を取得しても、それほど良い待遇が得られるわけではないからです。

ここ10年ぐらいの出来事であったと思いますが、国が主導して、博士を増やそうという政策が取られてきました。俗に「ポスドク1万人計画」という政策です。どのような経緯でそのような政策が実行されたかということはここでは述べませんが、結果として、大幅に博士号取得者が増えました。

欧米の企業とは異なり、日本では博士号取得者が大学などのいわゆるアカデミックポジションを志向することが多く、企業もあまり博士号取得者を求めません。博士号取得者を増やしたにも関わらず、人口減少で大学のポストも減少傾向にあり、その受け皿が無く、問題になっています。つまり、博士号取得者も就職難で、非常に低い報酬で、非常勤の職についているケースも少なくありません。

博士への道を目指す人は、どちらかというと「科学者志向」の人が多いような気がしますが、最近はより実用的な研究をして、特許などを取得するような「発明家志向」の人も多くなったような気がします。

最近は、最も基礎科学の分野で成果を上げた人が受賞する「ノーベル賞」においても、候補者の研究成果が、実際に社会にどれだけ恩恵をもたらしたかという観点からの評価が重視されるようになってきていると思います。つまり従来は科学史に残るような「発見」をしたかどうかが重要だったのですが、最近は「発明」が重視されるようになったと思います。

2000年にノーベル物理学賞を受賞したキルビー氏は、半導体の分野で大きな業績を上げたわけですが、その功績を示すものは「論文」ではなく、俗に「キルビー特許」と呼ばれる特許でした。これは「相対性理論」のような自然法則の「発見」ではなく、世の中に有用な「発明」といえるものです

私自身、発明王エジソンには幼い頃から憧れを抱きました。いろいろな物がまだない時代に、人間社会を大きく変えるような発明をした人は、まさしくヒーローであったと思います。現代の科学技術に関する研究開発は、巨額の研究費を使い、組織的に進められます。

初期のころのエジソンが、自宅に実験室を構え、独力で発明をしていた時代とは、隔世の感があります。今でも多くの発明が日々なされているのですが、個人名で広く知られる人はあまりいないように感じます。

一抹の寂しさを感じます。日本人で、今ご存命の方で、皆さんに一番名前が知られている発明家、博士と言えば、やはり「ドクター中松」でしょうか?

非常にユニークな方なので、個人的には好きです。いわゆる博士のイメージとはずいぶん違い、「ラブジェット」という商品も開発されています。私は使用したことがありませんが、興味がある方は以下をクリックしてみて下さい。説明があります。

ドクター中松のラブジェット


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posted by ウホホイ at 16:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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