日本のガソリンスタンドでのガソリン価格も、110円を切り、100円台となっています。
ガソリンおよびその他の石油由来の燃料を使用する人には嬉しいことなのですが、ガソリン高騰時に盛り上がった「脱石油社会への取り組み」が後退するのではないかと心配になってしまいます。中長期的には、世界人口の増加とともにエネルギー消費量が増大していくことは間違いありません。原油が限られた資源であり、着実に「枯渇」へ向かっていることも厳然たる事実です。
少し前の原油価格の高騰と世界的な景気の後退により、一時的には世界の原油の消費量の伸びは鈍っています。そのためOPECなどの減産にも関わらず原油価格は下落しています。もっとも、下落の原因は、単純な需給関係だけで決まるのではなく、投機的な資金の動きにも関係していますが、ここではあまり深く述べません。
原油価格が下がると、代替エネルギーの経済的なメリットがなくなる場合が多く、開発そのものが凍結されてしまう可能性が高まります。そう考えると悩ましい状況です。
今のところ、自動車業界では、ハイブリッドカー、プラグイン・ハイブリッドおよび電気自動車などの開発は後退していないようです。景気後退により、多くの人も節約志向になり、ガソリン価格が下落したからと言って、省エネルギーの意識が低下してはいません。
景気が回復してくれば、また原油価格が上昇する局面が来るはずですので、それに備えて開発を進めるべきです。
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