人気の記事: 1.ワイシャツの襟の汚れの落とし方、2.プチプチで暖房費節約、3.片づけを成功させる方法



2008年11月24日

医療を崩壊させるな!

医師不足は、急患の受け入れ拒否問題、過酷な勤務状況による医師の過労死・自殺問題、地域医療の崩壊などを引き起こしています。

また多くの病院の経営も厳しい状況にあります(「赤字の病院はどれぐらい?」参照)。いくつかの病院が閉鎖されたという報道は、最近、テレビニュースなどでも放送されています。

医療分野以外の一般の人々はこの状況をどのように理解しているでしょうか?

私は、工学博士ですので、医療に関しては専門外の素人です。通常のビジネスセンスからすると、「お客である患者は多くいて、医師の勤務状態が過酷になるほど診療を希望する人が殺到するのに、どうして病院の経営が赤字になるのだろうか?」と思うのではないかと思います。私もその点が疑問でした。

いくつかのマスコミ、病院関係者のコメントを確認すると、その根底には「医師不足」と「看護師不足」があるようです。医師が不足すると、医師間の競争が減って、儲けが多くなるというような一般のビジネス界で通用するような現象は起こっていません。

一つの現象はおおよそ次のようなものです。
全国的に医師が不足している状況では、地方の病院は医師を確保するのは容易ではありません。そのため大学の医学部などから医師を派遣してもらっていたりします。そのため十分な人員体制が整えられず、一部の診療科を閉鎖したりします。

もともと設備としては総合病院としてのものを備えていたりすると、それなりに固定費がかかります。その一部が稼働しないわけですから、収益が悪化します。診療を行っている科でも、人員体制が十分でないと勤務状況が過酷になります。さらに病院の経営が悪化すると、待遇も悪くなります。そのため医師が辞めていくと、さらに収益が悪化するという悪循環に陥ります。

医師不足は、1986年に厚生省が医師の新規参入を削減する必要があることを述べ、医学部の定員を減らしてきたことに原因があります(1993年に1986年比で7.7%減)。

看護師不足のことは医師不足に比べると、あまりマスコミでも取り上げられていないように感じます。

厚生労働省は2006年度の診療報酬で新たな看護師の配置基準を導入しました。従来よりも入院患者当たりの配置数を厚めにした「7対1基準」を導入しました。これは、入院患者7人に対して1人の看護師を配置する病院に高めの診療報酬を支払うというものです。

そのため、全国的に看護師の争奪戦が繰り広げられました。その結果、地方の病院、首都圏でも立場の弱い病院のある程度の割合は、十分な看護師を確保できず、ベッドはあっても患者が受け入れられない状況になりました。この場合も、上述のような悪循環に陥り、病院経営は悪化します。

もちろんこれ以外にもいろいろな問題がありますが、医師不足と看護師不足が根底にあることはほぼ間違いありません。これは国の政策ミスと考えざるを得ないのではないでしょうか?

しっかりとしたビジョンの下に、将来の日本のために政策を実行して欲しいものです。バラマキの給付金など止めて、日本の医療機関が破たんしないように、医療分野にお金を投じるべきではないでしょうか。

*よろしければポチッとお願いします。
banner_01.gif



posted by ウホホイ at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療・健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。