鏡が乾いている時に表面をよく見ると、白いものがうろこ状に付着していて、これのために鏡がくっきり見えません。さらに湯気が鏡表面に付くと小さな水滴上になるために、曇ってよく見えなくなります。
石鹸やシャンプーなどを鏡表面に付けて、お湯で流してみてもこの白いものは取り除けず、短時間だけ鏡が見えるようになりますが、表面が乾いてくると再び元の状態に戻ってしまいます。
どうすれば鏡が曇らなくなるのでしょうか?
実はこの鏡の表面に付着している白いもの(水垢)は、水道水に溶けているカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンが、水か蒸発した時に炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどとして残ってしまったものです。付着してすぐならば洗い落せるのですが、時間が経ち、徐々に蓄積してくると簡単には洗い落とせません。
お風呂の鏡を曇らなくする第一歩は、まずはこの白いもの(水垢)を取り除くことです。一番簡単な方法は耐水性のサンドペーパーで磨いて、水垢を落とす方法です。この時に目の粗い(サンドペーパーの番手の小さい)ものを使うと、ガラスに傷がついてしまいますので、適度な目の細かいものを使いましょう。私は#1000のものを使ったところ、短時間できれいに落とせました。
![]() 耐水ペーパー ウェット&ドライペーパー セット <荒さ>#1000<1枚入り>サンドペーパー 紙やすり 紙ヤスリ 研磨 水研ぎ ウォタープルーフ 【02P30May15】 【HLS_DU】 |
耐水性サンドペーパーで磨いて、水で洗い流すと鏡がくっきり見えて感動します!「もっと早くやればよかった!」と思ったくらいです。
これだけでもうれしいのですが、このままではまた短期間に水垢が溜まり、白く曇ってしまいます。次に必要なのは鏡の表面を水垢がつかないようにすることです。
簡単なのは専用の曇り止めを塗ること。「レック/塗りやすいくもり止めリキッド/B-856」というものが販売されています。これは鏡の面に当てて、ゆっくり動かして塗るだけです。
![]() レック/塗りやすいくもり止めリキッド/B-856 |
塗って、乾かすと作業は終了。これで鏡表面に薄い皮膜ができています。お風呂に入る時に湯気などで皮膜が水を吸収し、水の層を作ります。シャワーなどで軽く流すと、手軽に水の層ができ、鏡がくっきり見えます。
これ1本で50cm×50cmの鏡に対して約40回塗れますので、お手軽です。効果の持続時間は使用環境によっても異なるので、一概には言えませんが、我が家では3週間以上は効果が持続しています。
最も長期間効果が持続する方法がよければ、鏡の表面にくもり止め用のフィルムを貼る方法があります。
鏡にフィルム等を貼ることに抵抗が無ければ、この方法の方が手間がかかりません。
お風呂の鏡がくっきり見えると気分が良いですね。
